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今回、キシラデコールについて紹介します。キシラデコールは油性の木材保護塗料になります。ウッドデッキやベンチ、木枠、フェンスなど屋外の木部全般に使用可能な材料になります。屋外の木部は雨や風、湿気などでカビや苔が繁殖し傷みが出やすいのでキシラデコールを使用し木材の保護をすることができます。
キシラデコールを使用する際、下地処理が必要になります。新しい木材に使用する際にはごみや細かいほこりを掃除して使用し、ヤニなどの油分の多い木材の場合はラッカーシンナーなどを使用し拭き取る必要があります。またあらかじめ塗装されている場合は旧塗膜を除去する必要があり、サンドペーパーを使用したり塗膜剥離剤を用いてきれいにする必要があります。下地処理を丁寧に行うことで仕上がりがきれいになるので、大事な工程になります。
キシラデコールの塗装は刷毛を使用して下塗り作業と上塗り作業を行います。塗装木部がスギ、ヒノキ、パインなどの針葉樹林の場合キシラデコールを下塗り1回、上塗り1回行います。オーク、チーク、ウォールナットなど広葉樹林の場合下塗り1回、上塗り2回行い仕上げていきます。下塗り作業と上塗り作業を行うことで仕上がりに塗り残しや着色のムラをなくすことができます。また重ね塗りを行う際には2時間から6時間の乾燥時間が必要です。湿気の多い場所での塗装は乾燥に時間がかかるので注意が必要になります。仕上がりの乾燥時間は約24時間必要になります。場合によっては3日ほどかかる場合があるので塗装場所などをスタッフが確認してお客様に提案していきます。
キシラデコールの塗装後にクリア塗装を行う場合があります。クリア塗装を行うことで湿気の吸収を防ぐことができ、木材に艶を出すことが可能になります。クリアの材料にも艶有り、5分艶、艶無しなど種類があるので、お客様の要望に合わせて仕上げることができます。
キシラデコールの色の種類は15種類ほどあり、お客様のイメージに近づけることができるのではないかと思います。また自然な木材の色を生かしたい場合にも、対応できる(透明に近い)色もありますので様々な場面で使用できる材料になります。
キシラデコールは耐候性に加えて防カビや防腐、防虫効果も優れており、木目を生かしたきれいな仕上がりを長持ちさせることが可能です。